1698年(元禄11)年8月、隅田川に架橋された永代橋。富岡八幡宮の鎮座する永代島(えいたいじま)に通じる橋で、赤穂浪士の吉良邸討ち入りの際にも使われたという木橋です。大渡し(深川の渡し)のあった場所に架けられた隅田川4番目の橋。1807(文化4)年に崩落しているので、浮世絵の橋はその後の架け替え。
歌川広重「名所江戸百景」では第67景となる『三つまたわかれの淵(みつまたわかれのふち)』。今も昔もたくさんの船が往来する、水上の名所を描いた一枚である。
artwork by Katsukawa Shuncho at Scholten Japanese Art entitled New Year's Day at a Mansion in the Suburbs of Edo
この軌道エレベーター派、過去に何度か、軌道エレベーターも好きだが浮世絵も好き、ということを書いてきました。軌道エレベーターにまったく関係ない話題で恐縮なのですが、今回は浮世絵について書きたいと思います。はじめに歌川国芳の『東都三ツ股の図』は、東京スカイツリーが描かれているなどと、何かと世間をにぎわせます。10月22日付読売新聞に「浮世絵にスカイツリー?正体は『井戸掘り櫓』か」という記事が掲載されており、この記事の情報を補完するような感じで、"塔"について考察してみたいと思います。1.話題のルーツそもそもこの塔が話題になったのは、2011年3~4月に、川崎・砂子の里資料館(現在休館中で、来年秋に移転して再開予定だそうです)で開かれた『国芳没後150年展』の準備中、館長さんが似てることに気づいたことが発端との...歌川国芳『東都三ツ股の図』の塔について
日本橋でのベームさんの旅行記です。